9/14/2009

先週のつづき

大井町にいったわけだ、コレを目当てに↓


和牛ハラミ串(一人一本限定)。

確かに和牛臭かった、しかし美味い、美味いじゃない!
一体いくらなのか、メニューの一切に価格表示は無く、壁にランダムに張られた品書きを頼るのみ。



そしてこの店を一人で切り盛りする主人(伊武雅刀似)のギャグは常連の間ではつとに有名だときく。

しかし、そのギャグが出ない、確かにハラミは美味いが、ギャグも楽しみにしてきたのに!
私はどこか落ち着かない、たいして食べたくもないホルモンを注文した、なんとなく「ホルモンだけに...」のギャグを期待したのだ。


「はいおまちどー。」



「.....。」

ホルモンは空振りに終わった、たしかに和牛のそれだったが、そんなことどうでもよかった。
くじけそうになりながら連れに「ここはオヤジのギャグも有名なんだぞ...」って口酸っぱく言い続けた。


気持ちを切り替えて、手作りソーセージがあるはずなので聞いてみた。


「いやないね〜...」

なんと!



「でもチョリソーならあるよ」



チョリソー。いい響きだ、「チョリソーだけに...」なんかギャグが生まれそうな展開だぞ、俺。
迷う事無く、注文。


数分後、

「はいおまちどー」


きた、


くるか!?





「お姉ちゃんね、コレね....」









ん!?











「...これちょこっとマスターベーションつけて食べてねぇ〜」











スタスタスタ〜 (厨房に戻る)












『!!』

さりげない! そして下ネタだ!

マスタードをマスターベーションと!!


聞き逃しそうで、しかし確かに耳に届くその音量と、「お姉ちゃん」指定で注意を引いてからのアタック!

「でたー」

構えていた私から思わずでた「でたー」だった、あっぱれである。

俺が理想とするオヤジのギャグだ、すべての要素にムダが無い、それをさりげない!と私は感嘆したのだろう。
経験の違いを見せつけられた、だってよく見たら...




















メニューのほとんどにマスタードが付いていた























どの皿でしとめるか伊武はカウンター越しに目を光らせていたのだ!
そして研ぎすまされた嗅覚と身のこなしで、初めて訪れた私たちをものの1発でしとめた。

理想というより、むしろ奇跡の星。




私たちを夢の世界へと一瞬いざなったチョリソー、その品とギャグの餌食となった女性。

きゅうりに海苔の佃煮&リンゴさりげない!

リンゴの後にはまた一品欲しくなる。



美しき居酒屋メニュー、居酒屋とはチェーンの事ではなく、こういう狭い視野(いい意味で)で作り上げられた小宇宙の事を言うのだ!
マーケティングどころか宣伝もない、オヤジの都合で出来上がったそこにしかない世界!



またくるぜ!オヤジ!

料理にギャグに舌鼓した私は席を立ってから「うまかったわ〜」と礼をいって出ようとした、







「ウマかったけど、牛負けたってか〜」










爽やかな一言を添えられてさようならをした。




またくるさ
ランチ限定メニューめがけてな!
昼間はカレーのみ!ってのも究めてる!
写真見たけどスッゲー美味そうだ!

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